世界遺産に登録されている五箇山の相倉(あいのくら)合掌造り集落。相倉集落は、庄川上流にある五箇山の旧平村(現、南砺市)集落のひとつで、山腹のなだらかな段丘の細長い台地に位置しています。南方には人形山があり、田植えの頃に二人の子どもが手をつないだような雪形が浮かび上がります。
「合掌造り」と呼ばれる茅葺の家屋は、国内ではこの近隣でしか見られない大変貴重な民家の形式で、相倉集落には、20棟の合掌造り家屋が現存しています。それらは江戸時代から明治時代にかけて建てられ、最も古いものは17世紀に建てられたと推測されています。集落内では今も人々が生活を営んでおり、昔ながらの生活が息づいています。
移り変わる季節に寄り添う姿はいつみても美しいですが、特に集落全体が冬の雪に覆われた白銀の世界はとても神秘的な風景です。
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